兵庫支部出場レーサーSP

福留

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兵庫支部エース吉川元浩選手に単独インタビュー
ずっと勝ちたいと思っています。 3854 兵庫支部 吉川元浩

開設72周年を迎える「尼崎センプルカップ」が、いよいよ開幕間近。地元・尼崎でのG1で4度の優勝を誇る吉川元浩選手に、大きな期待が寄せられています。昨年は悔しいレースもありましたが、今年こそはと気合十分。


地元ファンの前でどんな走りを見せてくれるのか――その意気込みを伺いました。





- 開設72周年記念〝尼崎センプルカップ〟開催が近づいてきました。

当地G1で4Vの吉川選手への期待は大きいと思いますが、どんな気持ちで臨みますか?


吉川選手

そこはいつも通りなんですが、結果が出るように気負わず行きたいと思っています。



- 昨年は優勝戦1号艇だった3月の戸田・クラシックで無念の転覆失格など悔しいレ-スもありました。振り返ってみてどうでした?


吉川選手

クラシックは天候も悪かったし、自分の実力(不足)もあったし…。獲れそうで獲れなかったっていうのが始まりで、なかなかリズムに乗っていけなかったですね。長い間、大きなところで優勝ができていないのでモヤモヤしているというか不完全燃焼というか。だからこそ〝今年は!〟っていう思いはあります。そのきっかけというか、地元の尼崎のG1で しっかりと結果を残せたらリズムを上げていけるのかなと思っています。



- 大事な一戦になる?


吉川選手

もちろん大事だなと思っています。地元で結果を出してリズムを上げていきたい。

吉川元浩選手


- 今年の調子は?


吉川選手

フライング休みが明けてから宮島一般戦(準優3着)と、とこなめのBBCト-ナメントは引いたモ-タ-がよくなかったからプロペラ調整がもう一つ分かっていなかったですね。先月の三国・近畿地区選手権(準優3着)も調整のゾ-ンが狭かったしちょっと難しいモ-タ-だったけど、三国と尼崎は(調整の感じが)まあまあ近いところがあるしプロペラ調整に関してはちょっといい感じでは帰ってこられました。



- その近畿地区選手権は後輩の稲田浩二選手が優勝しました


吉川選手

頼もしいなと。正直(兵庫支部を)引っ張っていってもらいたいぐらい。まあ稲ちゃんの優勝で兵庫支部の若い選手が刺激を受けてそれでレベルが上がればいいなって思っています。それに自分も負けていられないし『頑張ろう』って気持ちになりました。



- 昨年は史上13人目のゴ-ルデンレ-サ-賞に認定され、表彰もされました


吉川選手

やっぱり自覚はしますね。栄誉ある賞を頂いたし、励みになっています。



吉川元浩選手
吉川元浩選手

- 昨年の71周年は優勝戦2号艇で3着


吉川選手

優勝した島村(隆幸)選手の機力が抜けていたし優勝戦はすごかった。自分もモ-タ-は出ていたけど、島村選手には足負けしていましたね。それに(島村に)3カドにされたしちょっと厳しかった。



- その71周年を含め尼崎は昨年6節走って3優出1V。プロペラなど調整面で不安はありますか?


吉川選手

尼崎の調整は季節、季節でこんな感じっていうのは大体分かっているんですが、よくないモ-タ-だとそれが通用せず、出ない時はどうしようもないってときがあって…。だからある程度、しっかりとしたモ-タ-を引くっていうのは前提になりますね。優勝するために、いいモ-タ-を引きたいです。



- 地元周年への思いは?


吉川選手

そこは昔から変わっていません。ずっと勝ちたいと思っています。



- 今年の目標を教えて下さい


吉川選手

毎年グランプリを目標でやっています。去年は特に悔しかったので今年は今まで以上に一年を通して活躍したいって思いが強いです。そしてグランプリに出て、優勝ですね。



- 最後に意気込みをお願いします


吉川選手

地元のG1だし、いつも通り優勝を目指して頑張ります。




兵庫支部からは総勢8人が出場

兵庫支部勢は 吉川元浩、吉田俊彦、稲田浩二、藤岡俊介、和田兼輔、尾嶋一広、高野哲史、和田拓也の総勢8人が出場。



SG4冠(G1は20V)の実績を誇る吉川元浩がエースとして地元勢を引っ張るが、G1タイトルホルダーの稲田と吉田も活躍が期待される。
稲田は先月の三国・近畿地区選手権で初の〝近畿チャンプ〟に輝いたばかり(G1通算は4V)。
勢い十分なのはもちろん、ハイレベルの一戦を制して自信が深まったことだろう。
持ち前のスタート力を存分に発揮して2022年10月の70周年以来、地元G1は2度目のVを狙う。吉田も10年1月の当地57周年を含め、G1は3Vと実績十分。久しぶりにタイトル獲りを果たし、改めて存在感をアピールするか。



吉川元浩選手 稲田浩二選手 吉田俊彦選手
吉川元浩選手、稲田浩二選手、吉田俊彦選手

稲田の活躍に一番刺激を受けているのは94期同期の藤岡だろう。地元のG1で悲願のタイトル制覇を成し遂げたい。
デビュー通算1000勝が見えてきた和田兼輔と和田拓也の兄弟レーサーや、和田兼輔と同様に今期勝率7点超えの好ペースを刻む尾嶋も楽しみな存在だ。
2020年7月の鳴門オーシャンカップでSG初出場初優出(6着)の実績を持つ高野もポテンシャルは相当高い。地元でG1初Vを飾っても何ら不思議はないだろう。



藤岡俊介選手 和田兼輔選手 尾嶋一広彦選手 高野哲史選手 和田拓也選手
藤岡俊介選手、和田兼輔選手、和田拓也選手、尾嶋一広彦選手、高野哲史選手