
レース展望

レース展望
ボートレース桐生の開設69周年記念「G1赤城雷神杯」が6月7日~12日まで開催される。梅雨時の上州にトップレーサーが集結。ナイター水面で熱戦を演じる。
地元の群馬支部からは江口晃生、久田敏之、毒島誠、土屋智則、金子賢志、上村純一、椎名豊、関浩哉が参戦。8人の強力ラインナップで遠征勢を迎え撃つ。
毒島誠は桐生周年で2015年、2020年、2022年と3回の優勝歴。今年は3年ぶり4回目の頂点を狙う。毒島は桐生を今年2節走って2V。1月の正月レースでは9戦8勝の準パーフェクトVを飾り、5月の桐生GWレースでも同じく9戦8勝の準パーフェクトVで圧勝している。6月の桐生周年に向けて準備は万端だろう。
関浩哉も楽しみだ。昨年9月に桐生で行われたヤングダービーで地元記念レース初Vを飾ったのが記憶に新しいところ。昨年10月の桐生周年でも優出6着の活躍を見せており、今節は桐生記念レース3節連続優出がかかる。今年の関は2月の関東地区選、3月の唐津周年、3月の常滑周年でG1レース3節連続優出をマークするなど好調。桐生周年初Vに期待が高まる。
土屋智則も目が離せない。桐生通算36優出8Vを誇る土屋だが、桐生記念レースは意外にも1優出0Vと苦戦ぎみ。2022年の桐生周年で優出6着に入ったのが唯一だ。今年にかける意気込みも人一倍だろう。近況は4月の津周年で優出3着に入るなどリズム上昇ムードなだけに期待十分だ。
その他にも桐生記念レース優勝3回の江口晃生をはじめ、昨年の桐生周年で優出5着の椎名豊、5年ぶりの桐生周年優出を狙う久田敏之、桐生周年は初出場の金子賢志、4~5月に3節連続優出を飾るなど好調な上村純一と群馬勢は好メンバーがそろう。
対する遠征勢ではまず瓜生正義(福岡)に注目だ。桐生は記念レース通算12優出3Vと相性抜群の水面。2010年のボートレースダービー、2012年のボートレースメモリアル、2016年の桐生周年で優勝している。昨年の桐生周年では優出2着に入っており、今年は2回目の赤城雷神杯制覇を狙うのみだ。
井口佳典(三重)は4月の桐生マスターズチャンピオンで優出したばかり。当地連続優出をめざして桐生周年に登場する。井口は桐生の記念レースで優出5回の実績を持つが、当地通算6優出0Vで意外にもまだ優勝なし。井口がV歴のない水面は桐生、びわこ、宮島の3場だけだ。今度こそ桐生初Vを飾って全場制覇へ一歩前進したい。
茅原悠紀(岡山)は前期勝率8.88をマーク。自身初の期間勝率ナンバーワンに輝いた。今期に入っても初戦となった5月の児島GWレースで優勝するなど好調を維持。手のつけられない強さが続いている。茅原は桐生出場歴が通算7節と全国24場のなかで最も少なく、当地参戦は2019年のチャレンジカップ以来で約6年ぶりと久々。桐生通算2優出0Vでまだ優勝歴がないだけに、近況の勢いそのままに桐生初Vをつかみ取るのか注目だ。
その他では2008年の桐生周年で7連勝パーフェクトVを飾った中島孝平(福井)や、4月の桐生マスターズチャンピオンで優出6着の湯川浩司(大阪)、桐生周年歴代覇者の松井繁(大阪)、辻栄蔵(広島)、齊藤仁(東京)、昨年の桐生周年で優出4着の中田竜太(埼玉)、2022年に桐生での関東地区選で優勝している今泉友吾(東京)、5月の桐生一般戦で優勝したばかりの大上卓人(広島)らに注目したいところ。
また3月の若松ボートレースクラシックでSG初Vを飾った佐藤隆太郎(東京)や、今年すでに優勝5回をマークしている新田雄史(三重)、賞金ランキング8位の塩田北斗(福岡)、9位の菅章哉(徳島)、10位の馬場貴也(滋賀)ら近況好調勢も見逃せない。
(データはすべて5月20日現在。カッコ内の表記は支部)